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APIC中国・上海で開催、中国の生産量2千万トン超

アジア塗料工業協議会(APIC)の第21回ミーティングが73日午前9時から、中国・上海の万达瑞华酒店で開かれた。今回はホストを務める中国塗料工業協会、事務局の日本塗料工業会をはじめ、オーストラリア、タイ、台湾、シンガポール、バングラデシュ、フィリピン、マレーシアの各塗料工業会のほか、インドネシアから業界関係者が出席した。

鉛含有塗料について各国の報告があったAPIC


冒頭、中塗協(CNCIA)の孫蓮英理事長は「アジアの塗料工業の発展に向け意見を交わし、コラボレーションを図る機会としよう。サステナブルな発展を目指し関係を構築し、シェアすることでWin-Winの関係を築き、未来に向けて大成功をおさめよう」と話した。議題の中心は、国際的な取組みである鉛含有塗料の廃絶のほか、各国におけるGHSに関する調査継続と依頼、環境規制の紹介及び確認などであった。

各工業会から発表があるなか、中国の2017年の生産量は2036.4万トンで前年比12.38%増、売上高は4172.89億元で同5.0%増であった。今後はグリーン製品の開発、イノベーション、アライアンスや共同開発、原料高による低利益の改善を目指すとしている。また、台湾は年間4345万トンのマーケット規模で推移し、内訳は建築用(32.3%)、工業用(31.1%)、木工用(19.8%)、船舶&保護用(13.8)、自動車用(3)である。シンガポールではプレファブリケーションが建設業界の大きなトレンドであるとし、塗料業界にどのような影響を与えるかについて、発表があった。

なお、マーケット調査会社の発表によると、2017年の世界の塗料市場は売上高1,470億ドル/生産量418億リットルと見積もられ、そのうちアジア太平洋が最大の地域であり、売上高の45%にあたる660億ドル/生産量の53%にあたる212億リットルを占めているとのこと。

次回はマレーシア塗料工業会(MPMA)がホストを務め、来年開かれる(マレーシアでは2018年までにデコラティブペイントに含まれる鉛を無くし、2020年までに国際的な取組みに応じて鉛含有塗料を廃絶する方針を進めている)

中国国際塗料博覧会での式典

翌日4日、中国塗料工業協会主催の中国国際塗料博覧会(CHINA COATINGS SHOW 2018)〈4日~6日〉が上海新国際博覧センターで開かれ、APICメンバーも式典に参加した。中国涂料行業改革開放40周年成果展として、盛大に開かれた。日本塗料工業会(JPMA)とフィリピン塗料工業会(PAPM)は、自国の塗料産業事情のプレゼンテーションも行い、多くの聴講者の関心を集めた。

博覧会会場(上海新国際博覧センター)

なお、APICミーティング開催前の1日~3日には2018年中国涂料工業信息年会(年次大会)が上海洲海花园酒店で開かれ、国際情報のカテゴリーで、ドイツ塗料・印刷インキ工業会と日本塗料工業会が招聘され、それぞれ「欧洲・ドイツの塗料市場」と「日本の塗料業界と高機能塗料の最新情報」について講演を行い、好評を博した。