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オープンナガヤ大阪2019、44会場で開催!

 

大阪市立大学長屋保全研究会とオープンナガヤ大阪2019実行委員会は、「第9回オープンナガヤ大阪2019」を11月16日、17日の両日開催した。今年は12エリア、44会場を開放し、3つのまち歩きプログラムを実施した。
メイン会場である豊崎長屋主屋では、長年の成果が反映された市大モデルナガヤになどの展示や周辺の長屋路地を巡るツアーが企画された。

大阪には、戦前に建設された伝統的な長屋が多く残っている。それらの長屋を活用して、現代のライフスタイルに合わせて日常生活を楽しんでいる人がいる。またリノベーションによって再生し、店舗や喫茶店などの商売や、オフィスとして活用するなど、ナガヤはさまざまな用途で活用されている。

同イベントは毎年2日間「暮らしびらき」をテーマに、長屋での暮らしぶりや、改修方法などを紹介している。建築関係者や不動産関係者、さらには一般の人にも大阪長屋への理解や愛着を深めてもらうことに貢献している。
今年もガイドマップを片手に、古い素材・新しい素材、光や風を感じる空間、個性豊かなデザイン、現代に合わせた空間使いなどレトロとモダンが混在している長屋を見学する多くの人々が見受けられた。

●伝統とモダンが共存した長屋
以下、オープンナガヤ大阪の一端を紹介する。
キタの北ナガヤ(中津地区)は、都市再開発が進み周囲にタワービルが建ち並んだ中にある。8戸の長屋がリノベーションして事務所、店舗、宿泊施設12区画の複合長屋に生まれ変わった。昨年オープンし、今年も路地庭市を開催し、多くの人が集まった。


SPACESPACE HOUSE(中津地区)は、古い商店街の築100年の4軒長屋の2軒分を、設計事務所兼住居としてフルオープンした。ガラス張りのモダンなデザインである。

キタの北ナガヤ

SPACESPACE HOUSE

 


●DIY+リノベーションで新しいトレンドを拓く

ながやR(生野地区)は、昭和初期に建てられた築60年以上の5軒長屋の端の長屋をセルフリノベーションした長屋である。普段は1階が店舗兼オフィス、2階がショールーム兼住居でオーナーが2年以上かけて、サラリーマン時代に休日を利用して改修した。
事務所では、DIYの道具・材料の物販、DIYの相談が出来る窓口を設けている。また「つくるを楽しく」というビジョンを掲げ、DIYを通して様々な提案、サポート・指導を行っている企業である。

初日に、昨年大好評だった立呑み屋「スタンドながやR」を復活させた。
「普段とは違う形で多くの人に楽しんでもらい、コミュニケーションをとってもらいたいという気持ちから、立ち呑みという形のおもてなしを企画した」。
「昭和レトロでレアな金物、工具に囲まれた空間でお酒を飲み、沢山の来場者の方達と交流することができた」と感想をコメントしている。

DIYの話に花が咲く

 

初日に臨時オープンした立ち呑み屋

ほろ酔い加減でVサイン

●阿倍野地区のオープンナガヤ
「もものきながや」は、昭和初期に建てられ、改修を経ながら建築当時の趣を残した長屋である。建築士である住民が、長屋と生活スタイルに合わせた家具などを設計し、長屋暮らしを楽しんでいる。

大長ハウスは、築90年近い戦前の長屋の中に、大地震にも耐えられる木製の耐震シェルター「j-pod耐震シェルター」を設置している。普段はレンタルスペースとして活用している。
大阪市内の住宅には、耐震診断・耐震改修工事に対して公的補助を受けることができる。同社は大阪市耐震改修支援機構の認定団体登録事業者で、耐震診断の申し込みから設計・改修工事まで一貫して対応している。

もものきながや