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塗膜経年はく離を抑制する塗料を共同開発

大日本塗料は四国総合技術研究所、関西ペイント、神東塗料と共同研究を行い、線膨張係数に着目した全く新しいコンセプトを有した塗料を開発。大日本塗料は「ケルビンα2・5」という名称で、近日上市を予定している。

「αシリーズ」塗装状況

高度経済成長期前後に建設された鋼構造物の多くは、10~20年ごとの補修塗装により設備の長寿命化が図られてきた。しかしながら、度重なる補修塗装により厚みを増した塗膜は、徐々に内部応力が大きくなり、はく離するリスクが高まっていく。1950~1970年代に建造された多くのインフラストックは、50年以上が経過した現在も継続して供用され続けている。日本の財政事情を考慮した場合、これら老齢化したインフラストックの建て替えによる更新は難しく、今後も補修塗装による維持管理を行っていく必要がある。

このような背景から開発された同製品は、厚膜となった鋼構造物の補修塗装として従来と同様に活膜の旧塗膜を残した状態で塗料の塗り重ねを行っても、塗膜の経年はく離を抑制できる塗料である。塗膜の線膨張係数を小さく設計することではく離応力の増加を抑制し、重ね塗りにより厚膜になるほど、むしろはく離リスクが低減できるという画期的な特性を有している。

本塗料の適用により耐久性アップとLCCの低減を両立し、鋼構造物の長寿命化に貢献することが期待できる。
 ℡06・6466・6661