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コラム、人材確保大作戦

人材確保大作戦―②採用活動中に親への理解策

先に述べた求人募集の効率的な方法論は短期的な話で、長期的には塗装業の認知・理解してもらう施策が必要である。特にこれからは親への理解が重要になってくる。せっかく募集して、若者は就職したいという意思があっても「親に断られた」というケースもあるという。親への理解は、中小企業に限ったことでなく、建設業全体の問題と捉えることができる。なぜなら、大手ゼネコンでも、内定を出した新卒者の親による確認段階で内定を辞退したという例もあると聞く。今後は、建築塗装業も志望者の親に仕事の理解を得られる機会を作ることが人材確保の鍵の一つだ。

親へのアプローチでは“安全”への配慮をまずは取っ掛かりにするのはどうだろうか。最近は塗装業において厚労省の通達をはじめとする安全に対する配慮が不可欠になっている。このため、工事費に対する安全対策費が増している状況だ。ここに視点を置き、安全対策が万全であることを親へPRしたいところだ。今後は、就職希望者と同時に親への説明資料を準備する必要も出て来るであろう。親への理解が深まれば、就労の定着にも繋がる。

「親子就活」という言葉を聞いたことがあるだろうか。現在、大卒の新卒集めに大手企業が保護者向けの就職説明会を企画する時代だ。一部の親による過剰な干渉などが問題になっているが、建築塗装の理解が薄い状況では親へのアプローチは重要である。

人材確保大作戦―③〝育成・定着〟サイクルと国の支援>

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