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実店舗で電力66%削減 WAKOECO断熱を訴求【2026CJTレポ】

RX Japanは、9月30日からの3日間、幕張メッセにおいて「猛暑テック東京展」を開催した。ここでは、編集部が注目した企業、製品サービスを「ブースレポート」として紹介する。

電力使用量の低減でCO₂削減も

猛暑テック東京展のWAKOブース

WAKOは、猛暑テック東京展に出展し、工場などの暑熱対策と省エネに寄与する断熱塗料「WAKOECO断熱」を訴求した。

同社が現在進める実店舗での実証では、電力使用量を約66%削減する結果を確認。これまで自社のプレハブを用いた検証では最大約52%の削減効果を確認していたが、大手コンビニチェーンの実店舗の屋根に施工し、約1年間にわたり電力使用量を計測。直近の夏場のデータでは約66%の削減効果が得られたという。現在も年間を通じたデータを精査し、費用対効果を含めた検証を進めている。

実際の施工現場からも反響が寄せられている。5月頃に施工した工場では、夏場の室温が「体感で5度以上下がった」との評価を得た。井手氏は、空調服の支給が必要ないと感じるほどだったとの声もあったとし、施工後の手応えを語る。

断熱塗装のコストメリットも訴求

猛暑テックは今年、大阪、東京ともに初開催。同社は5月の大阪展にも出展し、製造業を中心としたエンドユーザーから多数の問い合わせを得たほか、西日本や九州などから来場した企業との接点も生まれた。一方、展示会で高い関心を示した企業でも、具体的な商談や採用までには時間を要するケースもあるという。井手氏は大阪展を振り返り、「まず打席に立てたことが大きい。ここから実績につなげていきたい」と手応えを語る。

暑熱対策への関心は気温の上昇とともに高まり、今年は7月をピークに問い合わせが増加した。塗装時期としては暑さが本格化する前が望ましく、4~5月頃までに工事を終えるのを理想とする。暑さを実感してから対策を検討する企業も少なくない中、適切な施工時期を含めた提案も重要となる。

また、省エネに加え、電力使用量の低減による間接的なCO₂削減も期待できる。特に大手製造業ではエネルギー使用量やCO₂削減を数値目標として掲げる企業も多く、実店舗で得られた実証データは、今後の提案においても重要な材料となりそうだ。

同社では、引き続き製造業や物流施設を主要ターゲットに採用事例を増やしていく方針だ。過去には大手自動車メーカー系列企業での採用実績もあり、グループ内での横展開にも期待を寄せる。今回の東京展への出展を足掛かりに関東圏にも接点を広げ、全国規模での採用拡大を目指す。