7月業況アンケート 、出荷数量減・金額増
日本塗料工業会(毛利訓士会長)は2025年7月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が99・0%と微減、販売金額は102・1%と増加した。
需要分野別(金額)では、電気・機械・金属は同105・2%、建築は同101・7%と上回ったが、木工は同98・6%、自動車は同98・4%、船舶・構造物は同97・8%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが12社、マイナスが18社、横ばいが3社。販売金額は33社中、同プラスが19社、マイナスが10社、横ばいが4社であった。出荷数量の推定値は13万4千tで前年同月比100・0%、同金額は683億円で前年同月より14億円増加した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが14社、マイナスが3社、横ばいが4社。自動車は14社中プラスが7社、マイナスが6社、横ばいが1社。船舶・構造物は9社中プラスが3社、マイナスが6社。電気・機械・金属は18社中プラスが9社、マイナスが7社、横ばいが2社。木工は8社中プラスが4社、マイナスが4社であった。
2025年8月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が9社、マイナスが14社、横ばいが10社。同金額はプラス予想が12社、マイナスが9社、横ばいが12社であった。なお、8月の出荷数量見込みは前年同月比101・3%、同金額は102・1%としている。