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8月業況アンケート、出荷数量減も金額は微増

日本塗料工業会(毛利訓士会長)は2025年8月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が94・7%と減少、販売金額は100・3%と微増した。
 
需要分野別(金額)では、船舶・構造物は同98・5%、自動車は同98・3%、電気・機械・金属は同96・4%、建築は同94・0%、木工は同89・0%と、いずれも下回った。
 
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが5社、マイナスが26社、横ばいが2社。販売金額は33社中、同プラスが10社、マイナスが20社、横ばいが3社であった。
 
出荷数量の推定値は10万4千tで前年同月比95・4%、同金額は547億円で前年同月より2億円増加した。
 
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが5社、マイナスが12社、横ばいが4社。自動車は14社中プラスが7社、マイナスが7社。船舶・構造物は9社中プラスが3社、マイナスが5社、横ばいが1社。電気・機械・金属は18社中プラスが4社、マイナスが14社。木工は8社中プラスが3社、マイナスが5社であった。
 
2025年9月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が4社、マイナスが21社、横ばいが8社。同金額はプラス予想が8社、マイナスが17社、横ばいが8社であった。なお、9月の出荷数量見込みは前年同月比98・5%、同金額は102・1%としている。