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【決算】藤倉化成、利益面で2桁増に

2026.05.27

藤倉化成(栗原進社長)は5月14日、2026年3月期決算を発表した。売上高は前年同期比0・2%増の556億3600万円、営業利益は同73・9%増の22億7100万円、経常利益は同107・1%増の42億1千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同513・5%増の31億3400万円となった。
 
セグメント別の業績では、プラスチック用コーティング材を取扱うコーティングセグメントは、自動車向け塗料の国内の販売は、同社製品の採用車種の生産が減少した影響で低調に推移。海外では米国、欧州の販売は低調に推移した一方、アセアン・インド地区での販売は堅調に推移した。自動車向け以外では、ホビー用塗料の販売が低調であった一方、化粧品容器用塗料の販売が堅調だった。この結果、売上高は同3・7%減の278億900万円、営業利益は同6・3%減の6億4千万円であった。
 
建築用塗料を取扱う塗料セグメントは、新築用塗料の販売が主要顧客の施工棟数の減少により低調に推移。一方、リフォーム用塗料は、集合住宅向け塗料の販売が好調に推移した。この結果、売上高は同14・5%増の133億7200万円、営業利益は同153・5%増の8億4800万円となった。
 
導電性樹脂材料等を取扱う電子材料セグメントは、車載向け製品と電子機器向け製品の販売が堅調に推移。加えて、パソコン向け製品も需要が回復し堅調に推移した。この結果、売上高は同16・5%増の46億2400万円、営業利益は同1075・3%増の4億500万円であった。
 
トナー関連材料、粘・接着剤ベースやメディカル材料を取扱う化成品セグメントは、トナー関連材料や電荷制御剤の販売は、市場の縮小により低調に推移。粘着剤は新製品の販売が堅調に推移した。メディカル材料分野では、糖尿病診断薬の海外での販売が堅調に推移した。この結果、売上高は同6・7%増の48億9900万円、営業利益は同69・5%増の3億8800万円となった。
 
樹脂製品の仕入・販売を行う合成樹脂セグメントは、建材、照明用製品の販売は堅調に推移。一方、売上の大きな割合を占める、アクリル樹脂原料、リチウムイオン電池用増粘剤、テレビ用レンズキャップの販売が低調に推移した。この結果、売上高は同23・2%減の49億3200万円、営業損失は1100万円(前年度は営業利益2400万円)であった。
 
2027年3月期の業績予想については、未確定要素が多く、合理的に予想することが困難であることから現時点で未定としている。