未来を拓く「レガシー製品・技術ー倉敷紡績
2025.10.27
倉敷紡績 CCMで調色現場の課題解決
調色工程において、職人の育成、廃棄塗料の削減、色品質の安定といったさまざまな課題があり、倉敷紡績株式会社(クラボウ)のCCMであるAUCOLORシリーズはこれらの課題解決策の一つとして活用されている。塗料向けでも多くの塗料調色現場にシステムを納入してきた。

調色現場で活躍してきたクラボウのCCM「AUCOLORシリーズ」

調色の課題解決をバージョンアップしてきた現行製品
色を数値化することにより、色品質の安定が測れるが、見本色と作成色の艶が異なる場合や異種見本の場合、目視評価と色差評価が一致しない現象が起こり、課題となっていた。色物体に光を照射したとき、物体から正反射光(色のない光)と拡散反射光(色のついた光)が発生しており、人間の目は拡散反射光で色を認識している。クラボウのAUCOLORに使用している積分球タイプの分光測色計では、表面状態の影響を受けない、正反射光を含むデータを取り込んでいるため、この現象が起こってしまう。
そこで、拡散反射光のみのデータも取り込めるよう改良を行い、目視評価に近い色差評価が可能になった。また、正反射光を含むデータも取り込むため、表面状態の影響を受けない評価も引き続き可能である。
同社はAUCOLORの開発当初より、短納期化や小ロット化、調色技術者の育成など調色現場の課題解決を行ってきた。色のデータベースとしても調色後の配合処方を蓄積し、リピートオーダー、定番色に迅速に対応する。今後も、新たな機能開発や改良に取り組んでいく。
