旭サナック 岡山UTS 10年ぶり開催に120人余
旭サナックは、6月16日午後1時から岡山県岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで、およそ10年ぶりとなる岡山UTS(ユーザー技術教室)を開き、120人余りが集まった。

超満員となった旭サナックUTS岡山開催
始めにあいさつに立った服部修一社長は「コロナ禍もあり、10年ぶりの岡山でのUTS開催となる。昨日、イラン情勢においてホルムズ海峡の封鎖がとかれるとあったが、落ち着いていくにはまだ先といえ、いま業界においては塗料やシンナー不足に苦慮している。この間において、ユーザーにおかれてはいかに効率よく使うかを工夫されているところであり、いま力になれるところを一緒に考え、方法をテストするなど、社を挙げて取り組んでいるので、ご希望を是非仰っていただきたい。
さて、UTSは名古屋・大阪・東京を1回と数え、141回開催してきた。1978年にスタートして49年、420回、延べ3万5千人に聴講いただくなど、業界の名物行事といってもよく、これも多くの方々の尽力のおかげと感謝している。今日は川手先生を迎え、社内の工夫でスマート化に取り組み、また地域貢献として園児や小学生を工場に招きコラボしている事例など、紹介させていただく。新製品説明コーナーでは世界初の機構を取り入れた数々を披露させていただくので、直接、間接に仕事に役立てていただきたい」 と述べた。
講演では「生産革新によるスマート化と地域貢献?粉体塗装を中心とした工場イノベーション?」を信菱電機専務取締役で開発技術本部長の川手元裕氏が同社塗装事業の歴史につい述べたあと、持続可能な事業を目指したスマート化構想とその波及効果について紹介した。
続いて「脱炭素への取り組みと見どころ紹介」について旭サナック塗装技術部長の中田富之氏が、脱炭素社会における塗装の現状と同社における脱炭素への取組みを紹介。ランニングコスト削減、環境負荷低減、塗料使用料削減の課題に「TE100%への挑戦」による課題解決アプローチを進めていくと話した。
機器説明・実演や納入事例紹介では「HB7000エア新型静電ハンドガン(塗料吹き返りを減らす、新帯電機構による塗着効率の向上)」「デュアル電界方式静電粉体自動化ガン ECOm/a」「PTE100 粉体高塗着自動システム(粉体塗料の回収再利用を前提としない)」「ESA400高塗着回転霧化静電自動ガンと周辺システム」、またサービス部とグローバルマーケティング部の取組み紹介が各20分5回ずつ開かれ、参加者は興味あるコーナーをフリーに回る中、同社各担当スタッフが説明、実演を行った。終了後、懇親会が開かれ、参加者は最近の情勢を背景に工夫や意見など交換し、交流した。

粉体塗装機の実演
