未来を拓く「レガシー製品・技術」―Binksジャパン
2025.10.27
Binksジャパン 近接塗装で塗着効率大幅向上
近年、回転霧化型(ベル型)静電塗装機では、従来よりも塗装距離を近づけて塗装することが可能な塗装機がトレンドとなっている。Binksジャパン株式会社の高塗着塗装機「RMB26」は、塗装距離を50mmまで近づけることが可能である。特許である高速の適正電流・電圧制御技術と高電圧・発生装置(カスケード)が給電停止時に極小時間で地絡する技術が寄与しており、安全性が飛躍的に向上したことで近接塗装が可能となり、塗着効率を大幅に向上させることができる。

国産一号機のベル型塗装機である「J3ターボベル」

近接塗装が可能な高塗着塗装機「RMB26」
約40年前のランズバーグ社製、国産一号機のベル型塗装機である「J3ターボベル」と比較すると、全ての主要部品において進化を遂げている。まず、ベルカップを回転させるモータでは、同社は世界で最初にエアベアリングモータを採用し、最高回転数を30,000rpmから60,000rpmまで高速化した。ベルカップの先端部に溝を持たせる構造も同社の発明で、この溝が塗料の微粒化性能を大きく向上させた。
高電圧・発生装置を外置きから内蔵とすることで、ケーブルが高電圧用から低電圧用へと代わり、ブース内での高電圧・印加部位が減り安全性が増した。上述の最新技術は、塗装機が被塗物に近づいても、出力電流値がスパークエリアに到達することを回避するので、塗装機と被塗物の間の塗装距離を50mm~100mmまで近づけることができ、入り込み性が良好で、補正量の少ない静電塗装を実現している。
