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【決算】菊水化学工業3月期、増収増益を達成

菊水化学工業(今井田広幸社長)は5月13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比8・0%増の221億6200万円、営業利益は同45・3%増の4億3800万円、経常利益は同62・1%増の5億3400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同42・1%減の9400万円であった。

同社グループは、新型コロナウイルスの新たな変異株による感染拡大や原料価格および運送費の高騰が続いているため、依然として先行き不透明な状況が続いている中、感染拡大防止に配慮しつつ、建物など構造物の長寿命化の一翼を担う活動として、建築用塗料および仕上塗材の需要が多い改修市場を中心に、高耐候・遮熱・断熱など、市場のニーズにマッチした高付加価値製品の普及・提案活動を行った。さらに、石綿含有建材や有害物質含有塗膜など、環境への配慮や社会的な課題解決に向け取り組んだ。また、工事においては、戸建住宅改修工事、非住宅の防耐火や石綿含有建築用仕上塗材や有害物質含有塗膜の除去などの特殊工事の依頼に対し、継続して安全・品質・コンプライアンスの充実に努め、さらに強固な施工管理体制の充実化に取り組んだ。

2023年3月期の通期連結業績予想は、売上高が同2・0%増の226億円、営業利益が同9・3%増の4億8千万円、経常利益が同3・8%減の5億1400万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同172・8%増の2億5800万円を見込む。