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【決算】ロックペイント、営業利益が伸びる

ロックペイント(内海東吾社長)は11月9日、2024年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比4・6%増の147億6800万円、営業利益は同20・6%増の8億5400万円、経常利益は同2・2%増の11億4100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同3・0%増の8億1500万円であった。
 
製品分野別の経営成績は、車両用塗料分野は、コロナ禍による需要減に一定の回復傾向が見られ、水性塗料シリーズと環境配慮型塗料で自動車補修用塗料市場および大型車両や産業機器等のシェア拡大に努め、売上高は前年同期を上回った、
 
建築用塗料分野では、物価高騰により市況悪化のあおりを受け、戸建て住宅を中心としたリフォーム需要が低迷する中、塗替え需用喚起に努めた営業活動を実施した結果、高付加価値製品を中心とした塗料の採用が増加し、売上高は前年同期を上回った。
 
工業用塗料分野では、工業用塗料は、需要全体が伸びを欠く中、環境負荷低減製品である粉体塗料の拡販に努めた。ラミネート用接着剤は、食品品の度重なる値上げによる消費者の買い控えの影響を受け、食品包装材向けは低調であったが、リチウムイオン電池等の産業資材向けの販売は拡大した。これらの結果、売上高は前年同期を上回った。
 
家庭用塗料分野では、主力のエアゾール製品の企業関連への出荷が回復基調にあり、売上高は前年同期を上回った。