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高機能素材Week【東京】出展社インタビュー クレハ環境

RX Japan主催の「第17回 高機能素材Week【東京】」が9月30日から3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催される。塗料・塗装設備展(コーティング ジャパン)は第9回を迎え、機能性塗料から塗装設備、表面処理技術までが一堂に集まり、各社が最新の技術や製品・サービスを披露する。また今回から高機能素材Weekには4展が新設される。その中で「高機能マテリアル展」は、樹脂・フィルム・鉄/非鉄金属・ファインセラミックス・原料/添加剤などが対象となり、併設展示会との回遊性が増すと期待されている。
 
今回、出展企業より「塗料製造~塗膜廃棄」というスタートとエンドポイントに注目。出展社へのインタビューを通じ、環境配慮の一貫性を追った。

クレハ環境

小間番号:40-49

―貴社の事業概要をお聞かせください。

当社は創業以来、産業廃棄物の適正処理を通じた地球環境保全に貢献して参りました。常にお客様に満足いただける処理技術の確立と処理施設の開発に努めています。自然と人間が調和し、子供たちに豊かな未来を残すためにも廃棄物の適正処理は、当社の大切な使命と考えております。

―今回の出展テーマやサービスについてお聞かせください。

今回の出展では、高度経済成長期に建設された橋梁等の解体・塗り替え時に発生する「廃塗膜の処理」をメインテーマとしています。1966~1972年に製造された塗料にはPCBが使用されているケースがあり、1965?2010年頃に建設された新設の橋梁の塗料には鉛が含有されているケースが多く存在します。当社は、こうした有害物質を含む廃塗膜等を適正に無害化処理しております。

廃塗膜の適正処理に強み

また、多種多様な廃棄物に対応できる点が当社の強みです。他社との差別化のポイントとしては、焼却炉が湿式排ガス処理方式を採用しており、その後の排水処理設備を経ることで、ハロゲン、硫黄、重金属類を含有する「難処理廃棄物」を安全かつ確実に処理できる技術力にあります。

―PCB含有の廃塗膜はどのように処理されるのですか。

橋梁塗り替えで剥離した廃塗膜は、福島県いわき市にある当社の中間処理施設「ウェステックいわき」に収集運搬されます。PCB含有廃塗膜は専用の前処理施設にて焼却炉に投入できる形に移し替え、7号・8号焼却炉にて850度以上の高温によりPCBの無害化処理を行います。鉛等の有害物質が含有している廃塗膜の場合も、焼却炉に投入し、焼却後の鉛は排水処理工程で不溶化処理されます。

クレハ環境の中間処理施設(福島・いわき市)


―PCB含有廃塗膜処理の現状はいかがですか。
 
PCB含有塗膜も適正無害化

PCB廃棄物は法で定められた処理期限である2027年3月31日が迫っており、駆け込み需要が高まっています。当社は2011年より低濃度PCBの無害化処理事業を立ち上げて、これまでの処理実績は業界でも有数と自認しています。

多くのPCB含有塗膜処理実績のある焼却施設


―今回の出展を決めた主目的はいかがですか。

当社の別事業部が、今年春に開催したインテックス大阪での「高機能素材Week2026【
大阪】」に出展しました。その際に、同時開催の塗料・塗装設備展を訪問し、来場者様から現場での廃塗膜処理に関するお悩みや課題を直接伺う機会がありました。このリアルな反響に触れたことで、 当社の技術を活かして業界の課題解決に貢献したいと強く考え、今回の出展に踏み切りました。
 
「どこに相談しても断られてしまった……」そんな廃棄物のお悩みをお持ちの方にこそ、ぜひ当社のブースへお立ち寄りいただきたいと考えています。橋梁の塗り替えを行う建設業者様の廃塗膜をはじめ、化学メーカー様など業種を問わず処分にお困りの廃棄物があれば何でもご相談ください。

―今後の展望、来場者へのメッセージをお願いいたします。
 
当社は、ウェステックいわきを中心に他社で対応できなかった難処理廃棄物の受け皿として多くの課題を解決してきました。敬遠されがちな難分解性の廃棄物や複数の有害物質が複合する廃棄物の処理も可能で、これまで北海道から沖縄県まで受け入れ実績があります。

廃塗膜に限らず、「どこからも断られて困っている」という廃棄物がございましたら、まずは私たちにご相談ください。皆様のお力になれるよう、ブースにてお待ちしております。
 
今後の事業展開としては、塗膜の剥離工事から収集運搬、処分までを一貫して手掛けるワンストップ体制の構築を検討しています。また、今回の展示会を関係者の皆様との情報交換の機会とも捉えております。ぜひブースへお越しいただき意見交換させていただければ幸いです。

―ありがとうございました。