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BTX2025年実績、800万トン割れが継続

日本芳香族工業会(船木保宏会長)は3月9日、ベンゼン(B)、トルエン(T)、キシレン(X)の2025年需要実績と2026年需要見通しを発表した。同工業会会員ベースの需要合計は、前年比5%減の756万6千トンと4年連続の減少となった。直近の傾向は、2023年には900万トン割れ、2024年には800トン割れと減少傾向になっており、国内の設備の集約と、中国の生産供給過多が主な原因となっている。

 
ベンゼンは前年比横ばいの275万1千トン。スチレンモノマー向けは韓国向けの需要が増加し、前年比3%増加している。輸出も中国輸出が増加し、同22%増であった。トルエンは同12%減の109万トンと低調。溶剤需要も前年比2%減となった。キシレンは同7%減の372万5千トン。異性化需要は前年並みとなった。
 
2026年は設備集約が落ち着き、横ばい傾向と、同工業会は予測。こうした中でもポリエステル向けの需要増加期待をしているとのこと。なおBTX需要は、2017年がピークで1328万トンを記録していた。