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【決算】 関西ペイント、売上増も利益は減少

2026.08.27

関西ペイント(毛利訓士社長)は8月7日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比9・1%増の1578億5300万円、営業利益は、原料価格高騰に対する販売価格転嫁の遅れや固定費の増加などにより同14・3%減の104億9200万円、経常利益は、持分法による投資利益の増加等があったものの同5・1%減の136億4600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産売却益の減少等により同23・6%減の64億8200万円となった。

セグメント別の業績で日本は、自動車分野では自動車生産台数の増加により売上高は前年を上回った。工業及び船舶分野では需要が堅調に推移し売上高は前年を上回ったが、建築分野では市況低調の影響により前年を下回った。セグメント利益は、原料価格高騰に対する販売価格転嫁の遅れや固定費の増加などにより前年を下回った。これらの結果、セグメント売上高は同6・4%増の417億8200万円、セグメント利益は同57・9%減の21億4300万円となった。
 
インドは、自動車及び工業分野では力強い内需に支えられ売上高は前年を上回った 。建築分野では製品ミックスの改善等により売上高は前年をわずかに上回った。セグメント利益は、原料価格高騰の影響はあったものの前年を上回った。これらの結果、セグメント売上高は同9・0%増の402億8900万円、セグメント利益は同4・6%増の46億2300万円となった。
 
欧州は、トルコでは主要顧客の自動車生産台数が前年を上回ったことで売上高が前年を上回り、その他欧州各国においても円安による為替換算の影響もあり売上高は前年を上回った 。セグメント利益は、固定費増加を価格転嫁で吸収したことや持分法による投資利益が改善したことにより前年を上回った。これらの結果、セグメント売上高は同12・6%増の426億4700万円、セグメント利益は14億3500万円(前年同期は2600万円)となった。
 
アジアは、タイ、マレーシアおよびインドネシアで自動車生産台数の増加や販売価格の改善により売上高が前年を上回った。中国では自動車生産台数の減少や生産拠点集約に伴う一部事業の持分法適用会社への移管により売上高は下回ったものの、全体の売上高は前年を上回った。セグメント利益は、コスト削減による収益性改善や持分法投資利益の増加により前年を上回った。これらの結果、セグメント売上高は同1・3%増の168億3千万円、セグメント利益は同31・7%増の32億9200万円となった。
 
アフリカは、南アフリカおよび近隣諸国では建築分野における製品ミックス改善や価格転嫁の効果により売上高が前年を上回った。東アフリカ地域では主力の建築分野に加え工業分野も好調に推移した。セグメント利益は、建築分野の事業拡大により前年を上回った。これらの結果、セグメント売上高は同19・7%増の137億5700万円、セグメント利益は同23・0%増の13億3千万円となった。
 
その他は、北米では販売価格の改善により売上高が前年を上回った。セグメント利益は、持分法投資利益が減少したものの収益性改善により前年を上回った。これらの結果、セグメント売上高は同4・0%増の25億4800万円、セグメント利益は同3・1%増の6億1900万円となった。
 
なお、5月11日に公表した通期業績予想を修正。売上高は予想より3・3%増の6300億円、営業利益は同3・8%増の550億円、経常利益は同3・6%増の570億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3・7%増の280億円と、いずれも上方修正した。