【決算】中国塗料、売上・利益ともに大幅増
中国塗料(伊達健士社長)は7月31日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16・0%増の378億200万円、営業利益は同44・8%増の56億8100万円、経常利益は同55・7%増の61億7600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同50・7%増の38億1400万円と大幅な増収増益となった。
セグメント別の経営成績で日本は、船舶用塗料において新造船・修繕船ともに需要が堅調に推移するなか、中東情勢緊迫化に伴い一時的に実施した価格調整により売上高が増加した。工業用塗料においても同様の価格調整や重防食塗料の出荷量増加により売上高は増加した。その結果、売上高は同31・7%増の140億4700万円となり、損益面でも販売価格調整などが寄与し、セグメント利益は同260・1%増の24億900万円となった。
中国は、船舶用塗料において新造船向けの出荷量が大幅に増加し大幅増収となった。修繕船向けでは入渠船が減少したものの高付加価値製品の販売注力により増収となった。その結果、売上高は同31・3%増の63億6800万円となった。損益面では、大幅増収の一方で原材料コスト上昇等があり、セグメント利益は同2・4%増の7億1200万円となった。
韓国は、船舶用塗料の主力を占める新造船向けで前年同期の大型案件集中や一時的な工程遅延により出荷が鈍化し減収となった一方、修繕船向けは堅調に推移した。その結果、売上高は同12・8%減の39億6800万円となった。損益面では、高付加価値製品の出荷比率上昇や販管費圧縮により、セグメント利益は同0・7%増の6億6千万円となった。
東南アジアは、船舶用塗料で修繕船向け需要が堅調に推移し売上高が大幅増となった。工業用塗料も主力のタイで重防食案件の需要が好調で出荷量が増加した。その結果、東南アジア全体の売上高は同24・8%増の55億4400万円となった。損益面では、製造コストに見合った販売価格適正化により、セグメント利益は同37・7%増の11億8300万円となった。
欧州・米国は、船舶用修繕船向けで環境対応型製品に注力したが入渠船減少により減収となった。工業用塗料は重防食分野が堅調で増収となった。その結果、売上高は同2・5%減の78億7300万円となった。損益面では、減収および各種経費の増加により、セグメント利益は同86・1%減の6700万円となった。
