【決算】日本ペイントHD、大幅増収で利益も二桁増
日本ペイントホールディングス(若月雄一郎社長、ウィー・シューキム社長)は8月7日、2026年12月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。
売上収益は、昨年3月に買収完了したAOCによる業績寄与や販売数量の増加、為替効果などにより、前年同期比20・1%増の1兆236億8300万円、営業利益は同29・8%増の1523億1500万円、税引前利益は同28・6%増の1442億5400万円、中間利益は同23・4%増の1057億9600万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は同24・4%増の1051億5千万円と、大幅な増収および各利益で前年比二桁増を達成した。
セグメント別の状況は、日本は、自動車用塗料の売上収益は、自動車生産台数増加と製品値上げの浸透で前年同期を上回った。工業用塗料の売上収益は、市況低調の影響を受けたものの製品値上げの浸透等で前年同期を上回った。汎用塗料の売上収益も、原材料供給ひっ迫による需要取り込みや高耐久製品の拡販により前年同期を上回った。この結果、セグメントの売上収益は同13・3%増の1140億6300万円、営業利益は同45・3%増の143億9900万円となった。
NIPSEAは、自動車用塗料の売上収益は、中国・タイにおいて自動車生産台数が減少したものの、中国現地メーカー向け販売好調などで、セグメント全体で前年同期を上回った。汎用塗料の売上収益もマレーシア、インドネシア等主要市場での販売数量増加により前年同期を上回った。この結果、セグメントの売上収益は同15・0%増の5041億7200万円、営業利益は同25・1%増の865億1100万円となった。
DuluxGroupは、汎用塗料の売上収益は、製品ミックス改善や中欧事業の成長があり、前年同期を上回った。その他周辺事業の売上収益も、小規模買収の寄与などで前年同期を上回った。この結果、セグメントの売上収益は同23・2%増の2323億5900万円となったが、販管費率の上昇により営業利益は同10・2%減の164億8900万円となった。
米州は、自動車用塗料の売上収益は、自動車生産台数が減少したものの新規獲得によるシェア拡大で、前年同期を上回った。汎用塗料の売上収益も、米国経済の不確実性による需要影響と住宅市場低迷継続の影響を受けたものの、製品値上げの奏功や為替効果で前年同期を上回った。この結果、セグメントの売上収益は同9・1%増の654億7900万円、営業利益は同8・1%増の42億2400万円となった。
AOCは、その他周辺事業の売上収益は、マクロ経済環境は依然厳しいながら、販売数量増加や製品値上げが奏功し、前年同期を上回った。この結果、セグメントの売上収益は同66・2%増の1076億800万円、営業利益は同77・8%増の340億7200万円となった。
なお、2月13日に公表した通期連結業績予想を修正。売上収益は予想より4・2%増の2兆円と上方修正した一方、営業利益は2830億円と据え置き、税引前利益は同3・3%減の2650億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同4・5%減の1890億円と下方修正した。
