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【決算】ナトコ、売上増で利益大幅伸長

2026.09.16

ナトコ(粕谷太一社長)は9月4日、2026年10月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比10・3%増の182億7100万円、営業利益は同64・8%増の16億5千万円、経常利益は同82・9%増の18億6200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同56・4%増の12億3600万円となった。 

セグメント別の業績では、塗料事業は、金属用塗料分野では鋼製家具、景観資材向けの需要は低調だったが、工作機械、電気機器向けの需要が旺盛なことに加え、中東情勢の先行き不安から3月以降の受注が好調であったことで、売上高は前年同期に比べ増加した。建材用塗料分野では、住宅着工件数減少の影響を受けたものの、原材料価格高騰の価格転嫁が進み、売上高は前年同期に比べ増加した。この結果、同事業の売上高は同6・1%増の113億5900万円、セグメント利益は同44・0%増の11億7900万円となった。

ファインケミカル事業は、食品・医薬品用のラベル印字材料(情報記録材料)向けの需要増のほか、個別案件が順調に進展したことにより、売上高およびセグメント利益は前年同期に比べ増加した。この結果、同事業の売上高は同15・6%増の21億3900万円、セグメント利益は同26・8%増の5億600万円となった。

蒸留事業は、三丸化学の業績が当連結会計年度を通じて寄与したことに加え、中東情勢の影響を受けた再生品へのニーズの高まりと原材料価格高騰の価格転嫁により、売上高は前年同期に比べ増加した。また、売上高の増加に加え、リサイクル製品の販売数量に対し廃液の回収割合が増加したことにより、セグメント利益は前年同期に比べ増加した。この結果、同事業の売上高は同19・0%増の47億7200万円、セグメント利益は同50・8%増の5億2600万円となった。

なお、昨年12月15日に公表した通期連結業績予想を修正。売上高は予想より6・5%増の245億円、営業利益は同40・0%増の20億3千万円、経常利益は同43・9%増の22億3千万円、親会社に帰属する当期純利益は同46・0%増の14億6千万円といずれも上方修正した。