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DNP、防錆粘着シート開発

大日本印刷(DNP)は、橋梁など屋外インフラ構造物の鋼材向けに、腐食抑制と表面状態の目視確認を両立する「DNP EB防錆粘着シート」を開発した。独自EB(電子線)コーティング技術と高機能フィルム設計を融合し、 2027年度の販売開始を目指す。

貼付け24カ月後イメージ:シート貼付部では透明性が変化していない。貼付部では錆が発生していない。 

同製品は、水蒸気や酸素の侵入を防ぎ高い防錆性を発揮。屋外曝露試験で2年経過後も錆が発生せず、耐候性も確認している。最大の特長は80%以上の全光線透過率を誇る高い透明性だ。施工後も下地の劣化状況を外観から把握できるため、点検作業の大幅な効率化に寄与する。
 
損傷が深刻化してから補修する「事後保全」から、早期に劣化を発見して対応する「予防保全」への転換が求められており、同製品は一般的な防錆塗料や不透明な防食材料よりも、施工後に鋼材表面を確認しやすい利点がある。
 
施工面における作業負担の軽減効果も高い。浮き錆や汚れの除去といった簡易な下地処理のみで常温施工が可能。プライマー処理を必要とせず、作業者の熟練度を問わずに部分補修が行える。各種塗装面に対応し、維持管理コストの削減に貢献することを目指す。現在は、実証評価を進行中。インフラ・建設業界に向けた新たな防錆ソリューションとして展開する構えだ。