日塗装総会、新会長に若宮昇平氏
日本塗装工業会(加藤憲利会長)は5月21日午後1時45分から、千葉県浦安市舞浜のグランドニッコー東京ベイ舞浜で第67回定時総会および第50回全国大会を開催した。
定時総会の冒頭、加藤会長は、4月に実施した中東情勢を受けたシンナー供給問題への要望書提出や記者会見に触れ、「非常に多くの方々、各方面から励ましの声をいただいた。各支部でも実態を訴え、要望書提出の動きが続いている。一日も早い正常化へ向け、各方面と連携しながら進めていきたい」と述べ、協力を呼びかけた。
続いて会長表彰が行われた。各受賞者は次の通り。
▽第26回ペインテナンスキャンペーン2025・施工件数上位10社=1位:郡山塗装(福島県)、2位:五日市塗装工業(岩手県)、3位:尾﨑塗装工業(高知県)、4位:北村塗装店(高知県)、5位:よしだ(愛媛県)、6位:松永塗装(熊本県)、7位:ユタカペイント(群馬県)、8位:カトペン(山形県)、9位:サセイペイント工業(秋田県)、10位:北村塗装店(香川県)、同:齋藤塗装店(宮城県)
▽同支部表彰(施工件数/会員数上位10支部)=1位:高知県、2位:福島県、3位:熊本県、4位:秋田県、5位:徳島県、6位:山形県、7位:岩手県、8位:山梨県、9位:和歌山県、10位:愛媛県。
▽令和8年度安全スローガン最優秀作品=「『危ない』と感じたあなたの声かけが みんなを守る 命の言葉」(山口県・尾中塗装店・井上涼子氏)
▽第9回リフォームアワード結果発表
【お客様満足部門】戸建て・最優秀賞=辻村塗装工業(兵庫県)/同・優秀賞=マルシン塗装看板店(青森県)、横井(長野県)、ツジ建装(愛知県)、ナガサキ(広島県)、大規模修繕・最優秀賞=富士塗装店(茨城県)/同・優秀賞=ミナン(岡山県)、非住居・最優秀賞=小林塗装(新潟県)/同・優秀賞=モリボー(静岡県)、ツジ建装(愛知県)、ミナン(岡山県)
【優秀技術部門】戸建て・最優秀賞=松元建装(鹿児島県)/同・優秀賞=マルシン塗装看板店(青森県)、まるやま塗装工業(同)、TOM創屋(愛知県)、大規模修繕・最優秀賞=ツジ建装(愛知県)/同・優秀賞=中村塗装店(静岡県)、ダイキ工業(福岡県)、非住居・最優秀賞=モリボー(静岡県)/同・優秀賞=辻村塗装工業(兵庫県)、山住企画(山口県)。
続いて来賓祝辞を国土交通省大臣官房審議官(不動産・建設経済)の平嶋壮州氏が述べ、その後令和7年4月以降の新入会員20人が紹介された。
総会での議案事項は全て承認された。重点施策では、技能者の処遇改善や雇用環境整備、多様な人材活躍、安全確保、認知向上など6項目へ整理し、委員会横断型で事業を推進する方針を示した。
令和8年度事業計画ではおもに、第3次担い手3法に関連した標準労務費の策定動向を踏まえ、技能者の処遇改善に資する取組みを推進。また、外国人材受入委員会と連携し、海外での建設業説明会や職種説明会への参加などを通じ、外国人材受け入れに向けた情報収集・発信を進める。さらに、建設キャリアアップシステムや働き方改革への対応、塗装工事業経営実態調査の実施などを進めるほか、全国建築塗装技能競技大会の開催、JAC支援事業を活用した教育支援などについても検討を行う。
今期は任期満了に伴い役員改選を行い、新会長に若宮昇平氏(石川県・若宮塗装工業所/新任)、副会長に松室利幸氏(大阪府・伊勢屋テック/留任)、宮木章吉氏(愛知県・宮木商会/留任)、河野敬幸氏(東京・河野塗装店/新任)、小室浩之氏(京都府・小室塗装店/新任)を選出した。

就任のあいさつをする若宮新会長
就任あいさつで若宮新会長=写真=は、「歴代会長や先輩方が築いた信頼と歴史を次世代へつないでいくことが使命」と述べ、「会員の声を受け止め、確実に実行する執行部を目指したい」と抱負を述べた。
記者会見では、重点施策の中でも人材確保を重要テーマに位置付け、外国人材を含めた多様な人材活用や、処遇改善・定着支援を進める考えを示した。中東情勢に伴う供給混乱についても、引き続き各支部との連携や実態把握を継続すると述べた。
午後6時からは第50回全国大会懇親会を開催。開催地・千葉県支部を代表して平野一則支部長代行が開宴のあいさつを行い、亡き元支部長の奥野 眞一氏の思いを引き継ぎながら大会の成功へ支部一丸で準備を進めてきたことを紹介。
若宮新会長は、高校野球部時代の経験に触れ、「人とのコミュニケーションの難しさや大切さを学んだことが今の自分の軸になっている」と述べた。また、外国人材受入れ事業で東南アジアを訪問した経験から、「日塗装は全国組織として誇れる団体だと改めて実感した。横のつながりを大切にし、地方から寄せられる声を中央へ届けることが執行部の役割」とし、会員相互の連携強化に意欲を示した。
来賓の祝辞を、衆議院議員の浜田靖一氏、千葉県知事の熊谷俊人らが述べた後、千葉県議会議員の信田光保氏の乾杯の発声で、和やかに歓談した。

