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日本シーリング材工業会、新会長に向井善浩氏

日本シーリング材工業会(大島幸雄会長)は第62回通常総会を4月24日午後4時から、東京都中央区の銀座東武ホテルで開いた。
 


今年度は、役員改選にあたり、新会長に向井善浩氏(コニシ)が承認された。向井新会長=写真=は就任のあいさつで「シーリング材業界が果たす役割はまますます重要になってきていると考えている。建築物の耐久性並びに安全性を支えるという基本的な機能に加え、環境負荷対応が引続き重要である。製品の開発といった側面では、業界としても皆様と力を合せていく必要がある。皆様と共に知恵を出し合いながら、変化する時代に、持続可能で信頼される業界にしていきたいと思っている。今後とも変わらずご支援ご協力を申し上げ、就任のご挨拶とさせていただく」と述べた。
 
なお、議案は全て承認され今年度は、建築学会のシーリング材関係委員会活動への参加や、ISO国際会議ドイツ開催への参加等を行う。また、規格・制度への対応としては、PCB及びアスベスト含有シーリング材判定対応の継続や検定制度のシーリング管理士・技術管理資格者数の拡大に取り組む。
 
午後5時からの懇親会では、同工業会顧問の東工大名誉教授・田中享二氏があいさつに立ち、木材構造物の高層化に触れ「木造構造物の耐候性を担保するガイドラインにカーテンウォールで覆うという記述があり、シーリング材にもカーテンウォールは関係するため、常に勉強を続けて欲しい」等と述べた。乾杯は、日本シーリング工事業協同組合連合会、出水裕之会長の発声により、懇親に入った。