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塗料・塗装設備展[大阪]、情報収集を求める来場者

RX Japanは、5月13日から15日まで、大阪市住之江区のインテックス大阪5号館で第9回「塗料・塗装設備 展[大阪]」を開催した。来場者は併設展示会と合わせ3万736人だった(主催者発表)。日中関係悪化のため、外国人来場者が少なかったが、中東情勢の影響により各製品供給が不安定になっているため、情報収集を求める来場者が目立った。代替製品や材料の最適仕様について出展社から提案を受けていた。
 
同展は日本塗料工業会が共催となり、塗料・コーティングから塗装機器・設備などが一堂に集結する塗料・塗装の専門展である。なお、同館では同時開催新規展として第1回「猛暑テック[大阪]」が開催された。

PAINT PAVILIONの様子 

日本塗料工業会は、集客数の増加を目指し、ブースの広さを拡張して「PAINT PAVILION」をアピールした。来場者には、塗料と塗装の最新の情報を紹介した普及広報誌『日本の塗料工業2026』を配布した。表紙は2025年グッドデザイン賞(車両部門)を受賞したバイオディーゼルカー。廃食油からディーゼル燃料を作り、自らの車に給油しながら地球一周を達成した車両で、詳細は同誌の特集「グッドデザイン賞」に掲載されている。その他「展示会価値の最大化を目指す」、「第28回グッド・ペインティング・カラー」、「オートカラーアウォード2025」が特集として組まれており写真も多く読み応えのある内容となっている。
 
日本塗料工業会の活動として「VR技術による安全教育の革新」を紹介した。VR技術を活用とした労働災害の新たな取り組みとして、動画ビデオ「労働災害体験~ドラム缶編~」を上映。パネル展示では、日本塗料工業会の出版物を紹介し、作業安全ガイドブック<第3版>内容紹介、塗料の機能性「遮熱塗料」の説明を掲示した。
 
コーティングコンソーシアムは、塗料・塗装業界のつながりを提案し、CO₂排出削減チェックリスト、CO₂排出ガイダンスブックをPRした。
 
製品紹介のコーナー(賛同会員ブース)では関西ペイント、日本ペイント、水谷ペイント、カシュー、アトミクス、シグナルが展示を行った。
 
関西ペイントは、超厚膜湿式外断熱材、有機無機ハイブリッド技術とラジカル制御技術を融合した屋根遮熱塗料、粉体塗料、藻類生育促進剤による藻場再生への貢献、オール水性有機則シリーズによるサスティナブルなボディショップの提案を行った。
 
日本ペイントは、日本ペイントと日本ペイント・インダストリアルコーティングスが連携して出展。重防食用「ダンジオ―ラシステム」や「SUSTAINA SYSTEM」、工場・倉庫向け塗り替え提案、薄膜水性密着プライマ―、耐火塗料、微粒子材料「ファインスフェア」など多彩な機能性商品・技術を紹介した。
 
水谷ペイントは、光触媒機能によりコンクリート表面の有機物(カビ・藻など)を分解・除去する「P‐cat光触媒表面活性化剤(水性)」等を提案した。コンクリート表面に光触媒(ACパウダー)機能が塗布することで防汚性、防カビ性、抗菌性が発現する。
 
カシューが展示したピアノブラックは、傷が付きにくく傷がついても自己修復性に優れたフレキシブルな塗膜が特長である。一方、高擦傷性塗料はUV塗料に匹敵する耐擦り傷性と耐薬品性に優れた2液塗料。両極端な性能を持った塗料に技術力の高さがうかがわれた。
 
アトミクスは、1コートで車の傷防止に優れ、高硬度で、傷が付きにくいコンクリート床用ガラスコートの差別化をアピール。またオール水性塗装システムは、優れた防錆機能、雨水の侵入を防ぐ伸縮性と耐久性、2倍の厚さで塗り替え周期を延長し、防音効果も発揮する鋼板屋根に最適な塗料であると紹介した。
 
シグナルは、キャンディーカラーやメッキ調塗料、マジョーラカラーなどカスタムカラーのサンプルを展示場の壁に陳列した。今回は特にメッキ調仕上げの製品を展示し来場者の目を引いた。