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遮熱塗料2025年度出荷、前年度比2・9%上回る

日本塗料工業会(毛利訓士会長)は、高日射反射率塗料(遮熱塗料)の2025年度出荷実績をまとめた。全出荷量は1万5617・8tで、前年度の1万5177・6tを2・9%上回った。2023年度に前年割れとなったが、2024年度に増加へ転じ、2025年度も引き続き堅調に推移している。

主力の建築用は1万5428・7tで、前年度の1万4977・5t比で3・0%増。全出荷量の約99%を建築用が占めており、屋根・外壁など建築分野における遮熱塗料の需要が引き続き市場を下支えしている。
 
一方、道路用は154・8tで、前年度の169・4t比8・6%減となった。2023年度に206・5tまで回復したものの、2年連続で減少し、建築用との動きに差が出た形だ。
 
統計を取り始めた2004年度の全出荷量は1549・3tで、25年度はその10倍超の規模となった。近年は年度ごとの増減はあるものの、夏場の暑熱対策や建物の省エネ意識の高まりを背景に、遮熱塗料は建築分野を中心に一定の需要を維持している。特に猛暑の常態化や作業環境改善、電力使用量削減への関心が高まる中、遮熱性能を訴求する塗料への注目は今後も続きそうだ。