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11、12月業況アンケート 販売金額プラスに続く

日本塗料工業会(田堂哲志会長)の11月および12月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果によれば、販売数量は11月が前年同月比99・0%で2カ月連続のマイナス、12月は同100・1%とかろうじてプラスに転じた。販売金額はそれぞれ101・2%、101・4%で9カ月連続のプラスとなった。

需要業種別(金額)では建築が11月は99・0%、12月が99・1%と共に前年同月を下回った。自動車は11月が104・3%、12月が105・3%で10カ月連続の増勢となった。電気・機械・金属も11月が101・9%、12月が106・1%で同じく10カ月連続のプラス。船舶・構造物は11月が97・6%、12月が97・0%のマイナスとなった。木工は11月が103・4%とプラスに転じたものの、12月は96・6%へと後退した。

なお12月の全体の販売数量は33社中、前年同月比プラスが17社と過半でマイナスが14社、横ばい2社。同金額はマイナスが16社、プラスが15社と拮抗し、横ばい2社。出荷数量の推定値は14万5千tで前年同月比横ばい、同金額は554億円で7億円増えた。需要業種別では電気・機械・金属が18社中プラスが14社までを占め、マイナスが3社のみ、横ばい1社。自動車も14社中プラスが9社と多く、マイナス4社、横ばい1社。船舶・構造物は9社中マイナスが6社と多数でプラスが2社、横ばい1社。建築は21社中プラスが9社、マイナスが10社と拮抗。横ばい2社。木工は8社中マイナスが4社、プラス3社、横ばい1社。

1月見込み(前年同月比)は販売数量では33社中プラスが19社と圧倒的に多く、マイナス6社、横ばい9社。同金額もプラスが18社と多数でマイナス5社、横ばい10社。1月の販売数量は前年同月比101・4%、金額は103・7%の共にプラスになるとみている。