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NSK2025年生産統計、前年より減少幅が増加

日本建築仕上材工業会(NSK・藤井実広会長)が公表した2025年(1~12月)の生産統計によると、建築用仕上塗材および左官材料・補修材料の総生産量は43万5873tとなり、前年比9・0%減と2年連続の減少となった。建築・改修需要の鈍化が続く中、前年の47万t台から43万t台へと後退し、減少傾向に歯止めがかからない状況が明確になった。

建築用仕上塗材は14万4370tで前年比8・5%の減少。主要品目のうち石材調仕上塗材が6024tで同10・1%増となり、可とう形外装薄塗材Eも7208tで同7・3%増、さらに薄塗材Eが2万7645tで同0・7%増と、3品目が前年を上回った。一方、複層塗材E、防水形複層塗材E、防水形外装薄塗材E、厚塗材C、内装薄塗材W、複層塗材REは10%以上の大幅減となった。
 
水系上塗材と溶剤系上塗材の構成比は81・1%対18・9%で、水系の割合は昨年の79・9%と比較して若干上昇した。環境対応型塗材へのシフトは継続しているものの、伸びは横ばいで推移している。
 
左官材料・補修材料は29万1503tで同9・0%減と30万t台を割った。主要品目では、吸水調整材が4466tで同18・8%増、SL材が8万5668tで同4・2%増と、2品目が前年を上回った。一方で、建築用下地調整塗材、セメント混和用軽量発泡骨材は10%以上の減少となり、特に軽量発泡骨材は同25・6%減と、前年よりも落ち込み幅が増加している。
 
2025年の生産量は、仕上塗材・左官材料ともに前年よりも減少幅が増え、市場全体としては横ばいから減少傾向になりつつある。石材調仕上塗材や可とう型外装薄塗材E、吸水調整剤は好調な伸びを示したものの、全体量から見れば占めるシェアは小さく、全体の減少傾向を覆すには至っていない。2026年以降の回復には、改修需要の本格化や環境対応製品のさらなる浸透が鍵を握るとみられる。