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京都インターナショナル・ギフト・ショーが開催

「伝統」「モダン」「革新」の新商品やトレンドを紹介

「第4回京都インターナショナル・ギフト・ショー」&「京都知恵産業フェア2023」が、3月8・9日の両日京都市左京区岡崎成勝寺町のみやこめっせ(京都市勧業館)で開催された。3階で開催された京都知恵産業フェア2023「京都の異業種交流会」のブースでは、京都在住のデザイナーが親交のあったウクライナのデザインスタジオを支援するために異業種交流会の6社に協力を依頼し、6つの商品を共同開発した。その商品を販売し売り上げの一部をウクライナに送金した。

ウクライナにちなんだデザインの漆まめさら


この活動に京都塗料商業組合の井助商店(沖野俊之社長)は、ウクライナの伝統柄をモチーフにした「漆まめさら」2作品を作成した。一つは世界樹と鳥の絵、もう一つは国花であるひまわりのデザインだった。井助商店は190年前に京都で漆商として創業したうるし・漆器の専門店である。京都知恵産業フェア「厳選100社のコーナー」に自社のブースを出展し、オリジナルブランド「isuke」を陳列し、新作も紹介。歴史のある漆器の業に現代のデザインを掛け合わせたモダンな漆器を来場者にアピールした。

タケダの展示


タケダ(竹田裕美子社長)は、明治26年顔料・染料問屋として創業した。120年の経験とネットワークを活かして、昨年オリジナルアイテムを紹介するギャラリーをオープン。ギフト・ショ―での出展では、何度も使える「みつろうラップキットセット」、錺(かざり)金具の職人技術によるアクセサリーを展示した。さらに新製品としてLEDランプを光源にした清水焼のランプシェードを出展した。

鹿田喜造漆店のブース


鹿田喜造漆店は、慶応3年の創業以来、京都で漆、金銀、螺鈿その他漆工材料の販売を行っている。また壊れた陶磁器やガラス製品どを修復する「金継ぎ」の依頼も受けており、金継ぎDIYキット販売や金継ぎ教室を開催していることをアピールした。