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吹田市、トンネルアートでまちづくり

昨年のトンネルアートの作品

昨年のトンネルアートの作品

現代美術を愉しもう塾(蓬田理恵子塾長)は、2007年から子どもゆめ基金助成活動「GO!GO!トンネルアート」を毎年7、8月の2カ月間実施している。

今年は大阪府吹田市江坂大池のトンネルで行われる。6月24日に準備作業が行われ、7月9日から壁画の作業がスタートした。完成式・原画展は8月27日に行う予定である。

今回のテーマは「ぼくの夢わたしの夢(楽しいことはなーに?)」。作品募集は幼稚園児、小・中・高校生、大学生などが対象。トンネルアートは原画をもとに絵の具で描かれ、壁面の下地となる白の塗料と、完成した絵を保護するクリヤーは2年前から日本ペイントがイベントに協賛して寄付しており、今回も協賛している。

主催の「現代美術を愉しもう塾」は、2005年吹田市のまちづくり市民塾として発足し、2006年、アートを通じて世代・居住地域を超えた交流を行うトンネルアートのイベントがスタートした。吹田市立博物館名神高速道路下のトンネルアートがこの活動のルーツで、以後活動は途切れることなく続いている。

圧巻は、2014年から3年をかけて制作した万博公園南入口に位置する名神高速道路下清水のトンネルアートである。全長75メートル、高さ4メートルの巨大なトンネルのパノラマが昨年完成した。

このイベントは「吹田市をキャンバスにしてしまおう」を目標に、アートの力で芸術を市民に広めることを趣旨として行われている。毎年若手アーティストが子どもたちと一緒に制作指導を行い、会場は楽しく、明るく、活気ある雰囲気に満ちている。真夏の作業もトンネルの中は涼しく快適である。

トンネル内が明るくなり、付近住民から「安全・安心」に貢献していると喜ばれている。子どもと大人の世代間を超えた交流を通じてアートの素晴らしさを実感できるこの催しが、他の地域にも広がることを期待したい。