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航空機の塗装塗膜にリブレット加工、燃費が改善

機体外板の塗膜上にリブレット加工を施し、航空機の燃費改善を図りCO2排出削減を目指す。

機体中の底部にリブレット施工


日本航空(JAL)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、オーウエル、ニコンの4者が共同で進めている飛行実証試験について、228日に記者発表が行われた。

リブレットとはサメ肌形状によって水の抵抗が軽減されることをヒントに考案された微細な溝構造技術。JAXAの試算によると機体の塗膜表面にリブレット施工することで燃費が最大約2%改善し、CO2低減に寄与できるという。

従来、デカールやフィルムにリブレット加工を施し機体に装着する技術はあったが、オーウエルとニコンが有する技術は塗膜に直接リブレット形状を施工することで、重量軽減や耐久性の向上が期待できることが特徴だ。