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【決算】アネスト岩田、売上と経常・純利益増

2026.05.27

アネスト岩田(三好栄祐社長)は5月12日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比2・8%増の559億909万円、営業利益は同5・8%減の55億6300万円、経常利益は同8・1%増の77億1800万円、親会社株主に帰 属する当期純利益は同25・2%増の53億5600万円となった。
 
セグメント別の業績については、日本は、圧縮機製品では積極的なプロモーション施策の奏功や案件管理の強化により、販売・サービス事業を担う子会社の売上が増加した。真空機器製品では、サービス子会社において真空ポンプに関する修理・メンテナンスの売上が増加したが、半導体製造関連装置メーカーの主な最終仕向け先である中国市場での需要減速が継続し真空ポンプの販売が縮小し、全体の売上は減少した。塗装機器製品では、市場開拓施策の遅れなどにより主に一般塗装市場向けスプレーガンの売上が減少。塗装設備製品では、主に自動車部品製造向け塗装設備の納入に伴い、売上が増加した。これらの結果、売上高は同9・4%増の271億7600万円、セグメント利益は同11・2%増の29億1300万円となった。
 
欧州は、圧縮機製品ではOEM供給先における需要が継続して拡大し、オイルフリー圧縮機の売上が増加。塗装機器製品では、自動車補修市場向け新製品の浸透及び第3四半期に発売を開始した限定スプレーガンの販売好調に加え、展示会出展によるPRの奏功等により、売上は増加した。これらの結果、売上高は同0・4%増の101億8千万円、セグメント利益は同22・5%増の10億1500万円となった。
 
米州は、圧縮機製品ではアメリカでは通商政策に伴う環境の変化の中でも販売は回復傾向にあることに加え、ブラジルにおける車両搭載市場向け圧縮機の販売拡大が売上をけん引した。真空機器製品では、期末にかけた需要の取り込みが奏功したことで、研究開発向け真空ポンプの売上が増加した。塗装機器製品では、アメリカにおいてスプレーガン及びエアーブラシの販売体制の見直し・強化を実施したことで販売は回復基調に転じたものの、第3四半期までの落ち込みを第4四半期で補うには至らず、全体の売上は減少した。これらの結果、売上高は同2・3%減の72億7200万円、セグメント利益は同3・8%減の8億6300万円となった。
 
中国は、圧縮機製品では、中国市況に底打ちの兆しが見えたことによる国内販売の回復及び輸出先の景況感の回復に伴う販売拡大があったものの、第3四半期までの落ち込みを第4四半期でカバーできず、前年同期比で売上は減少した。真空機器製品では、リチウムイオン電池製造関連装置向け真空ポンプの販売低迷が継続し売上は減少。塗装機器製品では、マーケティング活動が奏功し、工業塗装市場及び自動車補修市場向けスプレーガンの売上が増加した。これらの結果、売上高は同2・3%減の122億7400万円、セグメント利益は同41・4%減の5億1700万円となった。
 
その他は、圧縮機製品では、タイやインドにおける中形圧縮機の販売が拡大しつつある一方で、インドにおける特定市場向けを主とした小形圧縮機の販売減速が継続しており、全体として売上は減少した。塗装機器製品では、価格改定に伴いタイを中心に売上が伸長。塗装設備製品では、インドにおける自動車部品製造向け大型塗装設備の納入に伴い、売上が増加した。これらの結果、売上高は同3・2%増の102億6200百万円、セグメント利益は同4・5%減の14億7700万円となった。
 
2027年3月期の通期業績予想は、売上高は同7・3%増の600億円、営業利益は同6・5%減の52億円、経常利益は同16・3%減の64億6千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同26・3%減の39億5千万円を見込む。