【決算】神東塗料、営業利益が2桁増に
神東塗料(小坂伊知郎社長)は5月12日、2026年3月期決算を発表した。売上高は前年同期比3・5%増の214億8100万円、営業利益は同10・8%増の2億5500万円、経常利益は同16・5%減の3億9300万円、親会社株主に帰属する当期純損失は5億9300万円(前年度は5900万円の損失)となった。
各分野の売上高は、インダストリアル分野では工業用塗料分野は堅調に推移したものの、一部建築資材向け塗料の出荷が不調のため、分野全体で減少した。インフラ分野は、汎用品の売上が低調に推移しているものの、防食塗料分野において、重機向け塗料の増加および工場設備補修向け塗料が増加したこと、並びに子会社の工事売上が好調に推移したことから、分野全体で増加した。
自動車用塗料分野は、一部の納入先において生産量が減少したことにより塗料製品の出荷数量の減少はあったものの、価格改定の結果、増収となった。その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において、道床安定剤の出荷が好調に推移したが、分野全体では減少した。
利益面では、原材料価格の高止まりなどからコスト上昇圧力が続いているが、固定費の削減が進んだ結果、営業利益は増加、経常利益は減少した。親会社株主に帰属する当期純損失は、特別損失に当社が保有する福利厚生施設の売却が決定し、譲渡損が発生することから減損損失を計上した。
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高は同11・6%減の190億円、営業利益は同21・7%減の2億円、経常利益は同14・3%増の4億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億円を見込む。なお、現時点では直近の中東情勢の影響を受ける以前の状況で作成しており、国産ナフサ価格はキロリットル当たり6万4千円等を前提として置いている。

