色材協会、新会長に酒井秀樹氏
色材協会(大原伸一会長)は、2月27日午後2時15分から東京都渋谷区恵比寿の東京塗料会館で、2026年度通常総会を開いた。あいさつに立った大原会長は「厳しい状況にあったが、頑張りにより回復傾向にある。2027年には100周年を迎える。活発な意見をお願いしたい」と述べた。
議案事項は承認され、今年度は、会員への各種情報提供機能の強化や協賛行事の拡大等、会員サービスの向上を図り、会員の維持、増加に努める。具体的には、会誌発行、本部や関東・関西・中部各支部での各種行事、委員会(企画運営・編集・メールマガジン・研究発表会実行・国際化・その他)や部会・研究会(顔料・塗料・印刷インキ・インクジェット・研究会〈木材塗装・測色・印刷インキ技術〉)での活動に取り組む。
なお、役員改選があり、次のように選任された。
▽会長=酒井秀樹(東京理科大学)▽副会長=淺田匡彦(DIC・本部)▽同=広瀬有志(関西ペイント・関東支部)▽同=岩﨑光伸(近畿大学・関西支部)▽同=河野芳海(静岡大学・中部支部)
〈酒井新会長=写真=あいさつ〉
来年は100周年という大事なときに選ばれた。お力添えいただきつつ努めたい。財政健全化委員会による支出や効率運営への改善もあり、明るい方向にある。会員増による収入も共通課題であり、魅力あるイベントが求められるが、色材研究発表会、国際会議等をきっかけに、会の活性化を図りたい。化粧品関連の講座も開く予定である。アカデミアと産業界が一体となり、要望をお聞きしながら理事と会員が力を合わせ進みたい。
また、表彰式が開かれ、JSCM Most Accessed Paper Awardには「膜収縮に基づく金属粉ペースト塗布層の乾燥挙動解析」宮内恭子/中井豊明/熊谷友希(住友金属鉱山)、畑田航輝/菰田悦之(神戸大学大学院)が、JSCM Most Accessed Review Awardには「化粧品における乳化の基礎」宇山允人(資生堂)、山下裕司(神奈川大学)が選ばれた。
続く「功績賞」表彰は次の通り。
▽岩越あや子(日本ペイントコーポレートソリューションズ)▽吉岡浩正(東京インキ)▽鈴木雅洋(東京都立産業技術研究センター)▽鈴木靖昭(元日本車両製造)
総会終了後、特別講演会「三元酸化物を用いた新規抗ウイルス材料の創製」中島章(東京科学大学教授)が開かれた。なお、今年の色材研究発表会は10月29日から2日間、鳥取県のとりぎん文化会館で開催する。

