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TNOコンセプト、沖縄の客層に合わせた塗料を提案

ITツール導入事例 〜TNOコンセプト × ANDPAD

アンドパッドは、クラウド型施工管理アプリ『ANDPAD』を開発・提供し、建設現場の課題を解決することで実績を伸ばしている。最近では、塗装業社からの引き合いも増えているという。この度は、実際に『ANDPAD』を導入しているTNOコンセプト(沖縄・玉城惠美子社長)から生の声を聞いた。

左から営業部課長 宜保氏、工事部課長 川満氏、営業部部長 赤嶺氏

 

TNOコンセプトは、沖縄県那覇市に拠点を置き、平成18年の創業から一貫して“塗装業”を生業とし、建築住宅の外壁塗装、防水工事を専門としている。外壁塗装専門ブランドである「本気でペイント」を立ち上げ、お客様のニーズに応えるべく時代に即したワンランク上の技術とサービスを追求し、提供し続けている。

インターネットが普及し容易に情報が得られる社会において、お客様もまた塗装の知識は持っているが、取捨選択の判断ができ出来ず悩んでいるケースが多い。沖縄は、年間を通して塩分を多く含む風が吹くことに加え、亜熱帯気候により高温多湿であることが特徴で、塩害環境にあり、建物の劣化度合が異なる。暑さ対策のための遮熱塗料や断熱塗料の相談はあるが、本土で適している耐候性の良い材料が、沖縄でも適しているとは限らない。

建物は立地条件や新築時の施工方法により、傷み方や状態もすべて違う。そのため常にお客様の意向をヒアリング、さらに建物の状態を確認しオーダーメイドの施工プランを提示している。また、工事完了のお客様には施工保証書を発行し、アフターメンテナンスを実施している。

〝工事の見える化〟実現

同社が『ANDPAD』を導入したのは、2019年11月のこと。導入の決め手は、第一に〝工事の見える化〟を実施するためだったという。工事が始まると、日々工程は進んでいくが、お客様の多くは日中働いている方が多いため、こまめに現場を訪れ施工工程を確認することが困難である。そこで、同社は『ANDPAD』を利用し、毎工程の施工写真をお客様の好きな時間に確認できるようにしている。

現在は工事、営業、総務の全ての部署で『ANDPAD』を使用している。施工の見える化だけでなく、施工およ工程の管理、職人や社内連絡などのコミュニケーションに至るまで多岐にわたり活用しており、顧客情報や施工物件の詳細、工程表などが一元管理できるシステムに利便性を感じているという。

『ANDPAD』を導入したことで、社内のIT化を促進し、生産性の向上、管理体制の強化、工事の見える化という 4つの大きな目的に取り組み、成果を出している。それにより、安心安全な施工を実現することが可能となった。同社で行った顧客向けアンケート結果では、「情報共有について」の疑問や問い合わせの声が大幅に減り、以前にも増して顧客満足度の向上に繋がっていると実感しているという。

今後も変動する社会情勢や環境問題にも柔軟に対応できる企業として成長し続けていく同社に『ANDPAD』 が加わることで、さらに顧客とのITソリューションを可能にした。