ファナック、Googleと協業発表
ファナックは5月13日、AI分野でGoogleと協業すると発表した。これまでもGoogleと進めていたプロジェクトはあったが、産業用ロボットの自動化を加速させる一環として正式に取り決めを行った格好だ。両社は、誰もが直感的にロボットを動かす未来を描いており、Google Cloudの最新技術や企業向け生成AI「Gemini Enterprise」を活用し、産業用ロボットのフィジカルAIシステムを加速させる。

㊧Google LLC Intrinsic CEO ウェンディ・タン・ホワイト氏㊥Google LLC Senior Vice President ヒロシ・ロックハイマー氏㊨ファナック代表取締役社長兼CEO 山口賢治氏
同日に記者発表が行われ、AIエージェントがロボットを稼働させる協業例を公開した。AIエージェントが人間の指示を理解し 、物体を認識した上で、ロボットを駆動させて人に指示されたピッキング作業を行う 。既に同技術は確立しており、自動車メーカーをはじめ生産現場に随時導入していく予定になっている。こうしたピックアップロボットも教示に時間を要していたがAIエージェントが指令を出すことで瞬時に作業指令を行うことができる。
協業では、ファナックがGoogleのAIロボティクスグループ「Intrinsic」が提供するソフトウェアプラットフォーム「Flowstate」と互換性のあるロボット制御を実施することも発表。これにより高度に適応可能なAIソリューションを迅速かつ容易に構築することが可能となる 。加えて、ファナックはGoogle DeepMindの「Gemini Robotics Trusted Tester プログラム」にも参加し、ロボット向け基盤モデルに関するAIの研究を強力に推進していく。
なお、ファナックは米国の半導体メーカーNVIDIAとも主にロボットシュミレーション分野で協業連携を進めている。
