【決算】イサム塗料、増収増益を達成
イサム塗料(北村倍章社長)は5月11日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比3・0%増の84億3百万円、営業利益は同45・9%増の9億1500万円、経常利益は同40・5%増の10億7700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同37・6%増の7億5500万円と大幅な増益を達成した。
同社では、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェア拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大を実施。価格改定により、収益面も改善した。また、期末にかけて中東情勢不安により、シンナー類をはじめとする一部製品における買い込み需要に可能な限り対応し、増収効果が生じた。
塗料事業の売上高は同3・0%増の83億円、営業利益は同49・1%増の8億6900万円であった。分野別に見ると、自動車補修用塗料分野では、主力製品で市場占有率の維持を図るとともに、水性塗料等の環境配慮製品での新規ユーザーの獲得に努めた。大型車両分野でもニッチ製品の展開やPRTR対応製品が堅調に推移した。また、調色作業を標準化・システム化した測色機の販売を促進した。建築用塗料分野では、主力製品に加え、各種用途に特化した製品を展開。工業用塗料では、ユーザーの環境重視志向を背景に製品の拡販に注力、水性塗料等の製品で個々のユーザーに対応した営業活動に取り組んだ。エアゾール分野でも工業用向けの補修用スプレーが堅堅調に推移した。
その他事業は、売上高は同0・3%増の1億200万円、営業利益は同3・5%増の4600万円を計上した。
2027年3月期の通期業績予想は、中東情勢の影響により合理的な見積りが困難なため未定としている。

