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日本ペイントHD,タイ塗料工業会初のEPD認証を取得

日本ペイントホールディングスは、グループ傘下のNippon Paint Thailandが、国際的な環境宣言制度に基づくEPD(環境製品宣言)国際認証を取得したと、7月27日に発表した。タイの塗料ブランドとして初の取得となる。製品のライフサイクル全体における環境影響データの透明性を高め、建設業界における持続可能な資材調達やグリーンビルディング認証取得への対応支援を強力に推進する。

EPD認証を取得した製品を展開するNippon Paint Thailand

タイでのEPD国際認証は、2026年2月10日に取得。タイの塗料業界において同国際認証を獲得するのは同社が初めてとなる。EPDは、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用いて製品の環境影響を多角的に定量評価・開示する仕組みで、グリーンウォッシュリスクの低減や公共調達等でも重視される国際的枠組みである。

建築分野、合計35製品がEPD認証対象

今回の認証対象製品は、建築用塗料領域となり、プライマー塗料7品目、上塗り塗料25品目(いずれも水性塗料)、その他、屋根用シーリング材など3品目の合計35製品に上る。タイ市場におけるミドルゾーンからプレミアムゾーンまでの幅広い製品が認証を受けた。

建設分野では環境情報の透明性や国際基準に沿った評価への要請が高まっており、今回取得したEPDデータは国際的な建築物環境性能評価制度である「LEED v4.1」などの補足資料として活用できる。これにより、建築家や不動産デベロッパー、施工会社は環境性能データの効果的な管理が可能となり、持続可能な建築プロジェクトの推進やリスク低減につながる。

日本ペイントHDでは、タイ市場のほかEPD認証取得をシンガポールやオーストラリア等でも展開しており、グループ全体で推し進めている。持続可能な製品開発の基礎であるLCAのノウハウをグループで共有するため製品安全・LCA関連の合同月例会議を開催しており、直近では、日本グループの支援を受けたNIPSEAグループがLCAの第三者認証を取得、その後の事業拡大につながった。なお、日本市場では、塗料の製造、施工中・施工後の各段階においてCO2排出量を算出・提供する「SUSTAINA SYSTEM」を展開している。